朝起きて天気も晴れやか、家事も順調にこなし、洗濯が終わったピーピー音がしたので、いざ洗濯機のところへ。
ガチャ…(洗濯機を開ける音)
どうも、みなさんごきげんいかがですか。
うっかり紙おむつを洗濯してしまい、服を洗うどころか洗濯物を謎のゼリー状のもので汚してしまって一日を台無しにした、というママさんは多いと思います。
育児をしているママだったら必ず一回は経験するのが、この「洗濯機で紙おむつ洗っちまった一日おわた事件」ですよね。
一緒に洗った衣類にはゼリー状のものが大量に付着し、洗濯機のなかにもたくさん残っていて、どう対処すればいいか頭を抱えてしまいますよね。
でも、大丈夫です。そんなときの「簡単に後始末」ができて、おむつの後始末で一日を終わらせないで済む方法をまとめました。
・簡単に衣類からゼリーを取り除く方法
・洗濯機を故障させない後始末の方法
・ドラム式洗濯機の対処
などを知りたい方はぜひご覧ください。
おむつを洗濯したときの対処法
まず、先ほどから「ゼリー、ゼリー」と言っている透明のものは、正確には「高分子吸収体」といって、おむつの中でおしっこを吸収する働きがあります。
洗濯機の中でおむつが破けると、高分子吸収体が水分を吸収して膨張し、ゼリー状になって散ってしまうのです。
高分子吸収体は赤ちゃんに有害なのか?
まず気になるのは、衣服に付着しているのを気づかずに赤ちゃんに着せても害はないのか、という点ですが、メリーズ製造元の花王によれば「害はない」とのことです。
〔身体への影響〕
衣類に残った高分子吸収体、パルプ、不織布は、直接肌に触れても心配はいりません。(参照:「メリーズに関するQ&A/花王HP」より)
簡単な後始末の方法【所要時間3時間】
手順1:洗濯槽の中の衣類を取り出して屋外に干す【15分】
まずは、衣類を洗濯カゴの中に取り出し、いつもどおりに屋外に干してください。
衣類には大量のゼリーやおむつのパルプ(紙)が付着していますが、取り除くうえでまず大切なのは「衣類を自然乾燥させること」です。
「はじめに衣類を自然乾燥させる」のには、次の二つの理由からです。
理由1
ゼリー状の高分子吸収体を濡れた状態の衣服から取り除くのは困難だから。
多くのご家庭では、洗濯機のスイッチを入れたらそのままスタートボタンを押すだけの全自動(洗い→すすぎ→脱水)を利用されていると思います。
この場合、洗濯が完了した時点で、洗濯機の中の衣類は絡まっており、濡れた衣類の繊維にゼリーやパルプが入り込んでしまっている状態です。
まずは、乾燥させることで衣類の繊維を乾かし、付着したごみを取り除きやすくする必要があります。
また、「先に水ですすぐ」のがいいとおむつメーカーが推奨している場合もありますが、
高分子吸収材が付着した衣類は水中でよくすすぎ、できる限りふり落として下さい。手絞りは、高分子吸収材や綿状パルプが繊維の中に入りやすくなるため、脱水機で軽くしぼるようにして下さい。(参照:「パンパースよくある質問/P&G HP」より)
ということで現実的ではないのと、仮にできたとしてもかなりの労力なのでやめたほうがいいと思います。
理由2
作業効率を考えると、屋外で自然乾燥させるのがもっとも合理的だから。
この後にご説明しますが、衣類を自然乾燥させている間に洗濯槽の洗浄をしていきます。
作業効率を考えると、それぞれを同時進行させることは必須です。でないと、日が暮れてしまいます。
また、ご家庭によっては浴室乾燥がある場合もあるかもしれませんが、この後の工程で乾燥させた衣類からゴミを除去していきます。
お風呂場でその工程をやると、排水溝がつまる原因にもなるのでベランダなどの屋外で行うのが最も効率がよくなります。
以上の二つの理由から、まずはいつもどおりに洗濯物を自然乾燥させるのが一番手間がかからなくて済みます。
手順2:洗濯槽の洗浄【1時間半】
洗濯物を乾燥させている間に、洗濯機の中(洗濯槽)の洗浄をしていきます。
なお、ここでの説明をもっと詳しく知りたい場合は、参照元である「よくあるご質問/Panasonic HP」をご確認ください。
手順2-1.洗濯槽から手でゴミを取り除く
・衣類を取り除くと、洗濯槽の底や側面にゼリー状のものや紙おむつの切れ端などが残っているので、大きなものや手で簡単に取れるものはなるべく取り除いてください。
・糸くずフィルターの中のゴミも取り除きます。
手順2-2.洗濯機を空洗いし、ゴミを取り除く
① 電源を入れ、水量(ℓ)を一番高いものに設定する。
②「洗う」を押して、自動コースをスタートさせる。
③ 注水が始まって約2分後に一時停止させる。
④ 水に浮かんでいるゴミを取り除く。
⑤「脱水」を押して、排水する。
(参照:『Panasonic HP』より)
*ドラム式洗濯機の場合
手順2-3.非塩素系の洗濯槽クリーナーで洗浄する
赤ちゃんの肌にも優しい「非塩素系・合成界面活性剤 不使用」のもので、洗濯槽内のゴミをきれいに取り除いてくれます。
また、紙おむつを洗ってしまったときに「重曹」を入れて対処する場合が多いですが、このクリーナーにはその「重曹」も配合されています。
使用方法
① 電源を入れ、一本まるまるを洗濯槽に入れる。
② 水量を一番高いものに設定して注水する。
③ おまかせコース(洗う、すすぎ、脱水)を1回回す。
*ドラム式洗濯機の場合
「シャボン玉洗濯槽クリーナー」はドラム式では非推奨のため、こちらを使用します。
こちらも界面活性剤不使用、非塩素系のクリーナーなので、赤ちゃんがいても安心して使用することができます。
使用方法
① 電源を入れ、一本まるまるを洗濯槽に入れる。
② おまかせコース(洗う、すすぎ、脱水)を1回回す。
「塩」を使えば洗濯槽に付着したゼリー状の高分子吸収体を取り除けるという口コミもありますが、洗濯槽が傷ついたり、排水口がつまったりする原因にもなるので使用しないほうがいいです。洗濯機メーカーも非推奨です。
そもそも、オススメしている洗濯槽クリーナーには炭酸塩などの塩分を含んでいるものなので、塩を使わずに正規の洗濯槽クリーナーを使用しましょう。
手順2-4.洗濯が完了したら排水つまりがないか確認する
洗濯槽の洗浄が終わったら、洗濯槽のなかにゴミの残留がないか、排水口は詰まっていないかを確認します。
これで、洗濯槽の原状回復は完了です。(所要時間1時間半ほど)
手順3:衣類に付着したゴミの除去【所要時間15分】
衣類がある程度乾いたら、付着したゴミを取り除いていきます。
濡れた状態とはちがって比較的落ちやすくなっているので、ベランダでそのまま払い落します。*払い落したゴミは掃除機で吸うなどしてください。
パンパース公式HPでは、ブラシや粘着テープもオススメしているので、ご家庭にある方は試してみてください。
衣類を十分乾燥させ、よく振って付着している高分子吸収材を振り落として下さい。ブラシや粘着テープを使うと比較的取り除きやすくなります。(参照:「パンパースよくある質問/P&G HP」より)
衣類に付着した高分子吸収体などのゴミは完全に除去できなくて大丈夫です。2~3回振り払っても落ちない場合は、そのままで最後の工程に進めてください。
手順4:洗濯洗剤と柔軟剤を入れて洗濯する【1時間】
最後に、衣類をもう一度洗濯しなおせば完了になります。
洗濯用洗剤とあわせて柔軟剤を使用することで、衣類からキレイにゴミを取り除くことができます。
赤ちゃんのお肌にも安全な無添加洗剤を使用しましょう。
オススメの洗濯用洗剤
オススメの柔軟剤
あと、普段の赤ちゃんの肌着やガーゼなど、ミルクやよだれ、おむつの臭い残りが気になることって多いですよね。洗濯したけど「なんかちょっとにおう…」ってこと、ほとんどのママさんは経験されたことがあると思います。
そんなときにオススメなのがデオベビです。洗濯のときに洗剤といっしょにさっと入れるだけでにおいがびっくりするくらい無効化されるのでわが家のマストアイテムと化しています。においが気になる方はぜひ試してみてください~!
デオベビ
ということで、紙おむつを洗濯してしまっても、効率よく安全に衣類も洗濯機も元通りにする方法のまとめでした。
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