哺乳瓶にはガラス製とプラスチック製がありますが、どちらの素材を選ぶのがいいのでしょうか。
ガラス製とプラスチック製それぞれの良い点・悪い点をまとめながら、初めて育児をするママやパパにも使いやすい、ウチで使用しているオススメの哺乳瓶をご紹介します。
・哺乳瓶の種類とは?
・ガラスとプラスチックのメリット・デメリット
・オススメの哺乳瓶とは
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✅目次チェック
1.哺乳瓶の種類
哺乳瓶は素材によって、次の3種類に分けられます。
・ガラス製
・プラスチック製
・ガラス製+シリコーン加工
ガラス製とプラスチック製が主流ですが、最近はガラスの表面をシリコーンでコーティングした哺乳瓶も出てきました。
今回オススメするのは、ガラス+シリコーンコーティング加工の哺乳瓶です。
ガラス製のメリットを保ちつつ、「ガラスは割れやすい」という最大のデメリットを改善した優れた哺乳瓶です。
2.ガラス製とプラスチック製のちがい
まずは、ガラス製とプラスチック製のちがいをみていきます。
ガラス製 | プラスチック製 | |
①重さ 【重要度 低】 | 重い | 軽い |
②耐久 【重要度 高】 | 落としたら割れる | 衝撃に強い |
③熱 【重要度 高】 | ミルクが冷めやすい | ミルクが冷めにくい |
④におい 【重要度 中】 | においがつきにくい | においがつきやすい |
⑤衛生面 【重要度 中】 | 清潔に保ちやすい | 十分な洗浄・殺菌が大切 |
⑥消毒方法 【重要度 高】 | 煮沸・薬剤対応が多い | 煮沸・レンジ対応が多い |
⑦価格 【重要度 低】 | 普通 | 少し高い |
①重さ 【重要度 低】
ガラス製はプラスチック製に比べて少し重いです。ですが、体感ではそれほど差がないので重要度は低いです。赤ちゃんがミルクを飲んでいる間は手で支えなければなりませんが、向きや角度を調整するために手があるイメージで、負荷はほとんどかからないです。
また、外出時に哺乳瓶を持ち運ぶことも考えて、なるべく軽いほうがいいのではという考えもありますが、これも気にしなくていいと思います。なぜなら、哺乳瓶のほかに、お湯が入った水筒や粉ミルクも持ち運ぶので、全体の重さに比べたら微々たるものです。
②耐久 【重要度 高】
当然のことですが、プラスチックは落としても割れませんが、ガラスは落としたら割れることがあります。万が一、割れた破片が飛び散ると危険ですし、飛散したガラス片は見にくいので後始末も一苦労です。
機能的に優れているガラス製の哺乳瓶ですが、この割れるおそれがあることがプラスチック製と比較して最大のデメリットです。
③熱 【重要度 高】
赤ちゃんのミルクを作るときは、お湯に粉ミルクを溶かして、人の体温ほど(37℃程度)に冷ましてからあげます。毎日何度もミルクをあげることになるので、ミルクの冷めやすさはとても重要です。
プラスチック製に比べて、ガラス製は熱が逃げやすいので早く冷めてくれます。赤ちゃんがぐずって泣いているのに、熱くてすぐにミルクをあげられないという時間を短縮することができます。
④におい 【重要度 中】
プラスチック製の哺乳瓶はにおいがつきやすいので、赤ちゃんがにおいを気にしてミルクを飲まなくなることもあるそうです。ですが、しっかりと洗浄し、ミルク残りがないようにしていれば、それほど気にすることはないと思います。プラスチック自体のにおいも無臭に近いです。
⑤衛生面 【重要度 中】
④においと同じく、プラスチック製は傷がつきやすく劣化しやすいので、ミルク残りが出やすいです。ただし、ガラス製だからプラスチック製だからといって、洗浄や殺菌は十分にやることに変わりはないので、これも気になる差ではありません。
⑥消毒方法 【重要度 高】
消毒や殺菌の方法は3種類(煮沸・薬剤・レンジ)ありますが、素材によっては対応していない哺乳瓶もあります。必ず購入するときには、消毒対応を確認しましょう。なお、煮沸や薬剤対応のものは多いですが、一番対応していてほしいのはレンジ消毒です。
⑦価格 【重要度 低】
プラスチック製のほうが少し高いものが多いですが、それほど大きな差はないです。価格は製品ごとに比較するのがいいと思います。
ガラス製とプラスチック製のメリット・デメリットをまとめてみました。
メリット | デメリット | |
ガラス製 | 傷がつきにくいので、清潔に保つことができる。においもつきにくく、ミルクも冷めやすいので使い勝手がよい。 | 重く、落としたら割れる危険があるため、持ち運びには向いていない。 |
プラスチック製 | 軽くて、衝撃にも強いので持ち運びに向いている。 | 哺乳瓶自体のにおいを気にして、ミルクを飲まなくなることがある。傷がつく可能性もあり、洗浄にも注意が必要。 |
ということで、ウチで実際に使っているこれ一本さえあれば十分なオススメ哺乳瓶をご紹介します!
3.オススメの哺乳瓶
ガラス製かプラスチック製か悩んでいる方、もう悩まなくて大丈夫です。ウチで実際に使用していますが、これ一本あれば問題なしです。
「ピジョン 母乳実感 Coating(シリコーンコーティング)」
選んだ決め手
ガラス+シリコーン加工のため、ガラス製のメリットである、
・ミルクが冷めやすい
・傷がつきにくく、清潔に保ちやすい
という機能で優れているほか、ガラス製のデメリットである「割れたときの危険性」がシリコーン加工によってカバーされています。
・割れにくく、割れた場合でもガラスの飛散を防げる
という特長も持っている、いいとこどりの哺乳瓶です。
使い勝手、使用感
まず、耐熱ガラスを使用しているので、煮沸、レンジ、薬剤すべての消毒・殺菌に対応しています。途中で消毒方法を切り替えることもできるのは安心ですね。
また、個人的によかったのは、哺乳瓶の口が大きく、粉ミルクをこぼさずに入れることができる点です。スプーンをそのまま哺乳瓶の中に突っ込んだ状態で粉末を入れることができるので、後片付けも楽ちんです。
ということで、今回のまとめです。
・ガラス製とプラスチック製では、機能で優れているのはガラス製の哺乳瓶。ただし、ガラス製は割れやすいのが唯一のデメリット。
・ガラス+シリコーン加工が施された最高の哺乳瓶がある。
「ピジョン 母乳実感 Coating(シリコーンコーティング)」
赤ちゃんの服がミルクで汚れたときはこちら。