インスタで「ねんねトレーニング」「ネントレ」といったタグを見て、「なにこれ?みんなやってるの?」と慌てたママも多いのではないでしょうか。
初めて育児をするママにとって、肉体的にも精神的にも大変なのが赤ちゃんの寝かしつけですよね。
夜中ずっと抱っこをしてもなかなか泣きやまず寝てくれない、ベッドに寝かしつけてもすぐ起きてまた抱っこの繰り返し…
赤ちゃんの寝かしつけがうまくいかずに、疲弊してしまうママは実に多いのです。
そんな寝かしつけを楽にする方法として、生後3か月頃から始めるのが「ねんねトレーニング」や「ネントレ」といった「抱っこをしない寝かしつけ法」であり、
なかでも、その成功実践例がたくさん寄せられ、専門書籍や育児メディアにも幾度となく取り上げられるなど、ママに圧倒的に支持されているのが「ジーナ式」のネントレです。
今回はそんな「ジーナ式」について、初めて知ったママでも実践できるように、
・ジーナ式とはなにか?
・ジーナ式はどのように実践するのか?
・ジーナ式をやってどのような効果があるのか?
といったことがわかるように、ウチでの実践例をもとにまとめてみました。
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ジーナ式とは?
そもそもなぜ「ジーナ式」というのかというと、イギリス人のカリスマ・ナニー(乳母)のジーナ・フォードさんが提案した育児方法だからです。
ジーナ式を世に知らしめたのが、イギリスで75万部ものベストセラーとなった育児書であり、
その後、日本でも2007年に『カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座』として出版され、一躍話題となりました。
ジーナ式を簡単にいうと…
では、ジーナ式とはどんな育児方法かというと、「赤ちゃんの一日のタイムスケジュールをママが完璧にコントロールする」というものです。
もう少し詳しくいうと、「朝7時には起きて夜19時には寝る」ことを厳守し、それらを実現させるために授乳やお風呂の時間を毎日決まった時間に繰り返し、習慣化させることです。
実際のジーナ式スケジュール
午前7時00分 起床・授乳
午前9時00分 朝寝(45分)
午前11時00分 授乳
午後12時00分 昼寝(2時間15分)
午後14時30分 授乳
午後17時30分 お風呂
午後18時15分 授乳
午後19時00分 就寝
午後22時30分 授乳
タイムスケジュールを見ていただいたらわかるように、15分刻みで細かく時間が設定されているのが大きな特徴です。
ジーナ式の実践方法
ジーナ式の実践ポイントとしては、次の2点が挙げられます。
① 昼夜の区別をはっきりとつける。
・朝7時にカーテンを開けて、日の光で起こす。
・寝る前の授乳は暗い部屋でする。
② 寝る・ミルク・遊びの区別をはっきりとつける。
・ミルク中に寝ても起こして飲ませる。
・しっかり遊ばせて疲れさせる。
昼夜の区別をはっきりとつける
日の光が入らないように遮光カーテンを寝室に設置し、朝7時になったらカーテンを開けて、日の光で赤ちゃんを起こします。
赤ちゃんに「明るくなったら起きるもの」だと覚えさせるためです。
同様に、夜の就寝前の授乳も薄暗い部屋で行い、就寝時には部屋を暗くすることで、「暗くなったら寝るもの」だと覚えさせていきます。
これら「朝7時に起きる」「夜7時に寝る」を毎日徹底して行うことで、赤ちゃんに睡眠のリズムを作らせることがジーナ式の最大のポイントでもあります。
寝る・ミルク・遊びの区別をはっきりとつける
ジーナ式で賛否両論出てしまうのが、この「寝る・ミルク・遊び」の時間をはっきりと決めているところです。
つまり、赤ちゃんが起きているべき時間にもし寝ていたら、わざわざ起こさなければならないのです。
また、授乳中に赤ちゃんを寝かしつけることもよくあると思いますが、それもしてはならず、先に授乳を済ませてから、赤ちゃんを一人にして寝かせます。
さらには、赤ちゃんが寝る部屋とママ・パパが寝る部屋を別にすることで、小さいときからおっぱいがなくても寝られる状態を作っていくことが大切だとしています。
生活リズムを優先している分、このあたりが「ジーナ式は厳しい」と言われる点でもあり、ウチでは少し柔軟に変えている部分もあります。
ジーナ式をもととした我が家の実践方法
我が家の実践スケジュール
*青字はジーナ式とは違うオリジナルの部分
午前7時00分 起床・着替え
→プレイマットで遊ぶ→授乳
午前9時00分 朝寝
午前11時00分 授乳
午後12時00分 昼寝(2~3時間ほど)
午後15時00分 授乳
午後16時00分 散歩→帰宅後に遊ぶ(手遊び,絵本)
午後17時30分 お風呂
午後18時30分 授乳
午後19時00分 就寝
午後22時30分 授乳
午前7時~
朝起きたら、オムツ交換→顔拭き→体にベビーローション塗る→お着替えの流れをして、しばらくリビングのプレイマットに寝かします。
朝はきげんもいいので、体が動くと反応して音楽が鳴るプレイマットの上で楽しそうにしています。
その後、おっぱいをあげて、ベビーベッドの上で朝寝をします。
午前11時~
目が覚めてぐずってきたら授乳をします。
授乳後はベビーベッドの上に移動し、少し様子を見て寝るのを待ちます。
寝ている間にママは昼食を済ませ、午前中に掃除や洗濯といった家事を終えます。
午後15時~
このくらいの時間帯に起きてぐずり出すので、授乳をし、夕方の散歩の準備をします。
午後16時~
ベビーカーで散歩をすることもあれば、買い物も兼ねて抱っこ紐を使うこともあります。
散歩から帰ると、手遊び歌や絵本の読み聞かせをしてしばらく遊びます。
午後17時30分~
夕方過ぎると、しだいにきげんが悪くなってくるので、ぐずり出したらお風呂に入ります。
午後18時30分~
お風呂から上がると、薄暗い寝室に行き、授乳をします。
午後19時~
ベビーベッドを寝室に移動させ、そのまましばらく手でとんとんして寝るのを待ちます。
このようなスケジュールを毎日繰り返した結果、ゆうくんのなかで昼夜のリズムができ、今では抱っこによる寝かしつけも不要で、時間になったらしっかり寝てくれるようになりました。
実はこのスケジュールは、ジーナ式だけでなく、日本人が提案している『赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド』も参考にしています。
ジーナ式は外国の赤ちゃんをベースに発案されたものであり、日本の赤ちゃんには合わない部分も多いのですが、この「安眠ガイド」は日本人向けなので赤ちゃんもママも負担が少ないです。
まだまだ、ネントレは継続中なので、これからの月齢に合った方法も模索していきたいと思います。